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セミナー「紛争解決学」講義

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受講の声

受講者の声(2010年度)

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石川陽一氏 (司法書士)
紛争の渦中にある当事者が、自らの力で紛争を解決した実感をつかまなければ真の意味の解決にならないこと。その手段・方法は、多種多様で、何よりも自由な解決規範であって良いこと。この講義内容に大きな気付きを得て、いつの間にかマニュアル化していた執務姿勢を問い直す大きなきっかけとなった。
また、紛争の様相、その解決規範の深奥に迫る講義内容は、実際の紛争に直面した際に解決へと導いてくれる強力な武器になるとの確信を得た。
もっとも、流動的な実際の事件に対して、多種多様な紛争解決規範のリストから、どうすれば最適な紛争解決規範を抽出できるのか。その「間」・発想方法・直感力自体は、これから日々の執務において、自ら仮説・検証し、追求すべき課題かと思う。

知久博氏 (司法書士)
1 受講のきっかけ
(1)かねてより、判決による決着について、違和感を持っており、和解による解決の有用性を感じていましたが、その方法は直感的、場当たり的でした。
(2)そんな頃、埼玉司法書士会から「紛争解決学」講義という内容の研修業内を受けて、題名に惹かれて申し込みをしました。
(3)講義の内答は、予想以上にすばらしく、中味の濃いものでした。
2 講義の感想
(1)「紛争解決学」の体系は、先生の卓抜した頭脳と、深い人間愛、謙虚さのなせる業であり、凡人の私にも、具体例を交えたわかりやすい講義である程度理解は出来ました。
(2)特に「メサイヤ・コンプレックス」「共時他の原理」には、私にも思い当たる節があり、人間無意識のうちに深いところで繋がっているのかなと思っていました。
(3)また、12個の紛争解決規範の説明も興味深く、私自身も「触媒」「共鳴」「リンク」等紛争解決規範らしきものを感じており、講義を聴きながら先生の「紛争解決学」の体系の中に組み込まれていくような不思議な感覚を持ちました。
3 最後に
(1)そうはいっても、当事者の「狂気」を含め、すべてを一旦引き受け、帰納法的作業の中で、ある程度超人的能力を発揮しなければならないとすれば、それは楽なことではないはずです。
(2)講義の後半では、私が感じていた要件事実論で斬られることの違和感の正体が何であるかわかったと同時に、先生の「紛争解決学」に向き合う覚悟も出来た気がします。
(3)法律家である前に、人間としての能力、謙虚さが劣化している今こそこの講義が「カンフル剤」になると確信しています。

吉儀康彦氏 (不動産鑑定士)
4日間にわたる講義、興味深く拝聴致しました。特に事例の話が大変面白く、また参考になりました。
昨年不動産鑑定士の登録を致しましたが、専門業者ではなく、ハウスメーカーに所属しているため、鑑定評価書の作成はあまりなく、共有地分割や遺産分割、借地・底地の相談を受ける機会があります。そういうときに、紛争解決というよりは、紛争にしないために、研修の内容を活かしたいと思います。取り分け鑑定士はついつい「経済合理性=数字」のみに目が行きがちですが、「紛争解決規範」はそれだけではないこと、数字の取り扱いは要注意であることを踏まえ、当事者の納得を得られる提案ができるように心掛けたいと思います。
また、私自身、私生活で争訟を抱えていますが、私の思いとは全くことなる方向に進んでおり(というより停滞しており)、困惑しております。「訴訟を起こすと当事者は疎外される」という点は大変実感することができました。

伊藤紘一氏 (弁護士)
やはり、本を読むより、お話を聞いた方が頭に入り、これを基礎に、色々応用していきたいと思います。「付帯条件つき最終提案仲裁」は、今まで、ゲームのようで抵抗がありましたが、自主性を引出す道具だと知りましたので、機会があったら試してみたいと思います。

荒井修氏 (社会保険労務士)
私の所属する長野県社会保険労務士会では、個別労働関係紛争の解決機関となる「社労士会労働紛争解決センター長野」の設立準備をしています。私もその設立準備に携わっており、設立後も何らかの形で紛争解決に携わりたいと思っています。ただ、紛争当事者を満足する解決に導くためには、専門分野である労働法の知識だけでは、何か足りないのではないかと考えると同時に、いざ紛争を解決することになっても、どのように解決に導けばよいのかも想像がつかず、目の前に深い霧がかかっているような状態でした。以上が今回「紛争解決学」講義を受講した理由です。
「紛争解決学」講義は、体系的にまとめられており、紛争を解決することについての知識を、整理しながら頭の中に入れることができたと思っています。それに講義の中には、紛争を解決に導くためのアイデアやヒントが数多く盛り込まれていて、目の前にかかっていた霧が消えていき、光が見えてきたような気持ちです。紛争を解決するということは、簡単なことではありませんが、講義で学んだことを実践し、紛争当事者に少しでも満足していただき、講師の廣田先生に報告することができる日が来ることを楽しみにしています。

益田淳子氏 (行政書士・社会保険労務士)
人々が紛争を解決するプロセスの中で働いている『紛争解決規範』。成文法以外に紛争解決規範として使うことができるものはたくさんあるということ。廣田先生の講義は毎回パワフルで幅広く、奇想天外で人間の感情や深層心理に踏み込んでゆきます。和解とは畢竟人間関係についての深い洞察から生まれるものであるということ。
さまざまな事例から、紛争解決学の鉱脈、地下水脈にご案内いただきました。正義と納得、人間、社会、経済、心理を時間、空間軸の関係など複雑で難解なものをわかりやすくグラフィカルに講義いただき、4日間は広く深い尽きせぬ魅力の講義で、大河小説や映画をみるような印象もありました。
働く方のカウンセリング業務に携わっています。当事者の納得と和解に至るための基本である「自分で自分を解決する」 「人の話しをよくきき、紛争からおこる感情や利害をよみ、心理の動きを把握すること」この体系を毎日の心構えとして役立てていきたいと思います。

T氏 (土地家屋調査士)
土地家屋調査士の仕事をしており、日常業務で境界問題に遭遇しております。
このような時にどのように話を聞いて、納得するような答えがだせるかと思い受講しました。
受講前にテキストを読んでいったのですが、実際先生の講義を聴くのとテキストを読むのとはだいぶ違う感じがしました。また、先生の実体験の内容には感動しました。
このような解決法があれば、良いなとつくづく感じました。
実務では、人の話をより一層注意深く聞いて業務を行いたいと痛感しました。
最近2,3年の土地境界に関する状況です。私の田舎では、自分の思いどおりにしいかないと、威圧をかけようとする人が出てきました、10年前には無かった状況です。威圧の内容はいろいろあるのですが、裁判をする意思も無いのに裁判をする、○○弁護士をしっているから・・・とかです。今回の講義を聴いて、裁判より和解が重要であることが解りました。当事者の話を良く聞き、少しでも当事者の身になって物事を考えたいと思います。

明石正美氏 (不動産鑑定士)
この講義に申し込んだ動機は、所属する東京都不動産鑑定士協会がADR機関を立ち上げたことに対し、自分はどのように取り組むことができるかを業界から一歩距離を置いた視点で考えてみたいということからでした。
不動産の鑑定の依頼者について以前に思いめぐらしたとき、公的な依頼を除けば、多くの場合何らかのトラブル(紛争)が底流にあることに気付きました。相続、借地・借家に関することは勿論、例えば一見単なる売買のためと思われる案件でも第三者の意見を必要としていることは、現実化していない将来のトラブル等に対処しようとしているのです。当たり前かもしれませんが、このことに気付いてから、本当に依頼者に役に立つものを提出しようといっそう真剣になりました。
そこで、紛争とはそもそもなぜ起こるのか、その解決を学問的な角度から見たらどうなるのかということに一番興味がありました。
講義に出席し、一番納得したのは紛争解決の客体と主体はともに当事者であるということでした。近代法が標榜している私的自治そのものです。当事者が100%納得することは難しいとしても、歩み寄ることはできるということです。このことによって、現在の紛争を解決するだけでなく、将来に対する歩みを導けるということがはるかに大きな成果だと感じることができました。業務上、訴訟中の事案につき鑑定評価の依頼を当事者代理人から受けることがあります。まず依頼人に立場に立って業務を進めますが、殆どの案件が判決ではなく、和解によって解決していることを知ることとなります。当事者同士が歩み寄っているのです。
今回参加して、具体的な案件について、特に当事者はどう感じているだろうかという点に思いを寄せて事案に取り組むことの大切さを教えられました。紛争解決の客体と主体は当事者であるということを本当に理解すれば、講義の最後に話された「付帯条件付最終案仲裁・調停」は極めつきの方策だと心底から同意できました。

東麻未氏 (行政書士)
紛争解決学は行政書士業務の実務において大変有効であり、それにとどまらず、日常のあらゆる場面で応用可能である。そしてこのような手法による紛争解決の事例を積み重ね、これを整理し、理論づけし、再び実務に応用することによって、さらに発展していくものであると思われる。
紛争解決学の発展により、従来の方法の枠を超えて、当事者にとってよりよい解決が図られ、よい社会が実現されるために、まずは紛争解決学をより深く学ぶとともに、紛争解決学を意識した問題解決の実践を行っていくことが責務である。

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